こんにちは、しょーこです。今日は菫青石(きんせいせき)という鉱物について紹介します。
(夫所有)
まずは組成を含めた基本情報を見ていきましょう。
基本情報
英名 |
Cordierite(コーディエライト)/Iolite(アイオライト) |
和名 |
菫青石 |
成分 |
Mg2Al3(AlSi5O18) |
結晶系 |
直方晶系 |
モース硬度 |
7から7.5 |
屈折率 |
1.53から1.58 |
へき開 |
不明瞭(1方向) |
主な産地 |
インド、スリランカ、ブラジル |
菫青石は鉱物名の英名がコーディエライト、宝石名をアイオライトと言います。サファイアに似ていることから、ウォーターサファイアとも呼ばれていました。
多色性があるため見る角度によって濃い青色であったり、ほかの色であったりと、1つで違う表情が楽しめる鉱物です。
結晶系は直方晶系、つまり長さが異なる3本の軸が互いに直角に交わる結晶系です。先が屋根のように尖っており、短い柱のような形になります。
モース硬度(ひっかき傷に対する強だ)は7から7.5で、これは銅と鉄で作ったヤスリと同じくらいひっかき傷に強いことになります。
ただし衝撃に弱いため、ジュエリーにするときには指輪よりも、ネックレスやイヤリングがおすすめです。
屈折率は1.53から1.58で水晶と同じくらいです。カットの方法にもよりますが、控えめながらも美しさを感じられます。
へき開(特定の方向に割れやすい性質)は不明瞭で、割れ口から割れることもあり、割れた面は貝がら状になります。
由来や逸話
菫青石はかつてバイキングたちが羅針盤の方位算出に使っていたという言い伝えのほかにも、薄くスライスしたものを偏光フィルターとして使い、太陽の位置を確かめたとされているのだとか。
また結婚21周年を表す鉱物でもあります。
和名で菫青石とされているのは、その名前のとおり菫のような青い石だからです。
管理の方法について
大きな衝撃で割れる可能性があるため、扱いには注意しましょう。また高温や温度差でも割れる恐れがあるので、寒暖差の激しいところで管理するのはやめましょう。
また日光が当たるところに置いていると、退色する場合があります。日の当たらない場所で保管してください。
パワーストーンにおいての立ち位置
パワーストーンとしての菫青石は、進むべき道を示してくれると言われており、目標達成の道しるべになるとされています。
迷っているとき、直感力や思考力を高めたいときに身に着けるのがおすすめです。
石言葉
菫青石の石言葉は『道を示す』『人生の道標』『貞操』『誠実』『自己同一性』です。
まとめ
菫青石はその名のとおり、菫のような深い青色の鉱物で、かつてのバイキングたちもスライスしたものを利用していました。
多色性があるので、見る角度を変えて菫青石の表情をぜひ楽しんでください。
それでは。