こんにちは、しょーこです。
本日は読んだ本の感想を書きたいと思います。
作品は『シェアハウスかざみどり』です。幻冬舎から発売されている小説で、ハードカバーだけでなく文庫版もあります。
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あらすじ
山と海の両方がある架空の町、観門(みかど)やその周辺、観門にあるベイリー邸という屋敷が舞台です。
風見鶏がついているベイリー邸では、世代の違う4人の男女が不動産に紹介され、集まっていました。シェアハウスの期間はクリスマスまで。
時間が経つごとに交流を深め、仲よくなっていく4人と管理人。
しかしあることをきっかけに、管理人への不信感が募るなか、理由も告げず管理人が姿を消してしまいます。
そしてクリスマスになると、ある事実が4人に告げられます。
感想
序章を読んだときに思ったことはただ1つ。
作者、絶対神戸出身だ。
そして作者である名取佐和子さんのプロフィールを見てみると、兵庫県出身と書かれていました。モデルは神戸ですね、これは。
神戸市周辺の方は「この地域はあの辺かなー?」と想像しながら読めるので、違った楽しみ方ができます。
ハラハラドキドキというよりは、読み終わると心が温かくなるお話でした。まさかここに繋げるとは、と驚きました。
個人的には管理人も好きなのですが、不動産屋さんも好きです。
ただ、こちらの作品には震災についての描写や震災当時のシーンがあるため、苦手な方はお気をつけください。
まとめ
『シェアハウスかざみどり』は読み終わると心が温まる作品でした。兵庫県神戸市周辺に住んでいらっしゃる方は、モデルになった地域を予想しながら読むのもおもしろいと思います。
温かいお話が読みたい方は、ぜひ『シェアハウスかざみどり』を読んでみてください。
それでは。