こんにちは、しょーこです。今日はダンビュライトという鉱物について紹介します。
(出典 起源がわかる宝石大全)
まずは組成を含めた基本情報を見ていきましょう。
基本情報
英名 |
Danburite(ダンビュライト) |
和名 |
ダンブリ石 |
成分 |
CaB2(SiO4)2 |
結晶系 |
直方晶系 |
モース硬度 |
7から7.5 |
屈折率 |
1.63から1.64 |
へき開 |
不明瞭(1方向) |
主な産地 |
ミャンマー、メキシコなど |
1839年にアメリカのダンベリーというところで発見された、透明感と輝きが特徴の鉱物です。ダイヤモンドの代用品として使われていたことがあります。
縦方向に筋のように伸びる線が見られ、風化しやすい鉱物です。
カルシウムとホウ素が含まれているケイ酸塩鉱物になります。ホウ素とは黒色の固体で、300℃以上で酸化し、高温で激しく燃える物質です。
結晶系は直方晶系で、長さが異なる3本の軸が互いに直角に交わる結晶系です。先が屋根のように尖っており、短い柱のような形になります。
モース硬度(ひっかき傷に対する強さ)は7から7.5で、銅と鋼でできているヤスリと同じくらいです。かなりひっかき傷に強いですね。
屈折率は1.63から1.64で、カットの方法にもよりますが、ネフライトと同じくらいです。屈折率がそれほど高くないのに、ダイヤモンドの代わりになったのは光の反射が強いためでした。
へき開は不明瞭です。割れたところに割れることもあり、二枚貝の貝殻に似た状態になります。
由来や逸話
ダンビュライトは日本でも産出しており、明治時代のころには九州で質のいいものが産出されていたため、『ジャパニーズダイヤモンド』とも呼ばれていました。
管理の方法について
ダンビュライトは透明なものだけでなく、色がついたものもあります。その場合は日光に当てていると退色するおそれがあります。
またへき開によって割れやすいため、ぶつけたり落としたりしなようにしましょう。
パワーストーンにおいての立ち位置
パワーストーンとしてのダンビュライトは、心を浄化して感情を安定させてくれる効果があるとされています。
また喜びをもたらすことによって、エネルギッシュにするとも言われています。
ストレスを溜めこみやすい方や、決断をする機会が多い方におすすめです。
石言葉
ダンビュライトの石言葉は『調和』『個性』『肉体と精神のバランス』です。
まとめ
ダンビュライトはかつて『ジャパニーズダイヤ』と呼ばれ、ダイヤモンドの代替え品にされるほどのきらめきと透明度を持っています。
無色のものが多いですが、色がついたものもあるので、ぜひお気に入りのダンビュライトを探してみてください。
それでは、また。
出典先はこちら
|