石沼の住人記録帳

石沼に沈んだ主婦の記録です。

読んだ本紹介 『コ・イ・ヌールー美しきダイヤモンドの血塗られた歴史ー』

こんにちは、しょーこです。

 

今日は読んだ本の内容についてご説明します!

 

その本の題名は『コ・イ・ヌールー美しきダイヤモンドの血塗られた歴史ー』です。

こちらは有名なダイヤモンド、コ・イ・ヌールの歴史について書かれた本です。

 

 

以下本の内容です!

読んでみたいから、今は内容を知りたくない!という方は、本を読んでからこちらの記事も読んでくださるとうれしいです。

 

 

 

そもそもコ・イ・ヌールというダイヤモンドがどういうものかご存知でしょうか?

 

コ・イ・ヌールはインドで発見され、今はイギリスのロンドン塔で保管されています。男性が所有すると不幸になるという伝説があるため、イギリス王室では女性が身につけます。

古くからあるダイヤモンドなのですが、初期の持ち主についての記録がほとんどないのだとか。

 

この本はなぜコ・イ・ヌールが男性が持つと不幸になるといわれているのか、歴史をたどって説明しています。

 

インドで見つかったコ・イ・ヌールは非常にまれに見つかる、雌鶏(めんどり)の卵のサイズのダイヤモンドでした。

 

イランやアフガニスタンなどのさまざまな国や持ち主を転々としましたが、コ・イ・ヌールを手に入れるために人々は虐殺や拷問を行なっていたのだとか((((゜Д゜;)

 

そんなコ・イ・ヌールはさまざまな男性の手に渡りながら、持ち主を破滅に導きました。

 

そしてコ・イ・ヌールは以前から複数の国から狙われていたのです。

その1つが現在の所有国であるイギリス。イギリスはコ・イ・ヌールを手に入れます。(ただし正式な所有権はまだでした)

 

そして当時のシク王国最後の王様であるドゥリープ・シングから正式に贈呈されるというパフォーマンスを経て、正式に所有国と名乗るようになりました。

 

しかし「コ・イ・ヌールの正式な所有者は我が国だ!」とインドが所有権を主張しており、イギリスはその要求をつっぱねているのだとか。

 

コ・イ・ヌールはもともと大きなダイヤモンドでしたが、現代のようなキラキラ輝くカットがされていませんでした。そのためお披露目をした際に多くの見物客から見栄えがしないとがっかりされたとか。

 

そこで見栄えをよくするためにカットされたのですが、とても小さくなってしまいました。贈呈パフォーマンスの際に久しぶりにコ・イ・ヌールを見たドゥリープ・シングはしばらく黙っていたそうです。

 

葛藤しているようだったドゥリープ・シング。かつての王の証が記憶とは違う姿となり、どのような気持ちを抱いたのでしょうか。悔しさか、悲しみか。きっと簡単には言い表せないでしょう。

 

さまざまな人と国の名前が出てくるので、頭で人物関係を整理しながら読むのがおすすめです。

それにしてもコ・イ・ヌールの所有権については、なかなか難しい問題ですね。いつか円満解決してほしいです。

 

こちらの本は読み応えがあるノンフィクションものなので、興味が出た方はぜひ読んでみてください!

 

今日はこの辺りで!それでは!

 

 

 

 

 

楽天には同じ作者が書いた、別のコ・イ・ヌールの本もあります!